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「人道支援の最前線で」 ~シリア赤新月社からのレポート~

2015.11.20

紛争状態が5年目となったシリアでは、未だに先の見えない状況の中、国内に約1000万人に上る一般市民が紛争の被害を受けながら暮らしています。国内にとどまる人びとは、国外に逃れることのできた難民より、いっそう支援が届きにくいといわれています。紛争が複雑化する中、現地でシリア全県に支部を持つシリア赤新月(赤十字)社は、紛争当事者双方の管轄地域に入り、人道支援を届けることができています。また、その活動のほとんどは、自らも紛争の犠牲となっている地元ボランティアたちの力に支えられています。

(写真左:アレッポ東部からの医療搬送©SARC)

この度、シリア赤新月社のボランティアとして最前線で救護活動をしている2名(ラガド・アードリ、ラワン・アブドゥリ)が来日し、12日に大阪府支部にて活動報告会を実施しました。彼女たちの口からは、シリア国内において日常的に爆撃や銃撃戦があり、ボランティアの殉職も相次ぐ過酷な状況であるとの報告があり、そんな状況の中で、彼女達は、日中は別の仕事をしながら、週に二~三日、救急車でケガ人の搬送を行う救急隊というボランティアとし活動しています。ラワンさんは、「悲惨な現状を目の前にして、この状況を何とかしなければという思いでやっている」と強い思いを語りました。

(写真右:質問に答えるラワンさん(左))

 

また、最後に「夢は何ですか」との質問に対し、ラガドさんは、「今は、自分のことより苦しんでいる人を助けることを優先してきたが、いつかは、シリアと日本の懸け橋になり、シリアで日本のことを伝え、日本でシリアのことを伝えていきたい。これが私の夢です。」と最後に話して下さいました。

日本赤十字社では、シリア赤新月社と連携し、今後も支援を続けていきます。

(写真左:活動を報告するラガドさん(右))

 

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