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戦地で命を守る法の普及を!「第2回 国際人道法(IHL)集中講座」開催

2012.10.01

 9月17日(月)~21日(金)の5日間、大阪大学豊中キャンパスにて「第2回 国際人道法(International Humanitarian Law :IHL)集中講座」が開催されました。この講座は、赤十字国際委員会(ICRC)および大阪大学大学院、神戸大学大学院、同志社大学大学院が主催し、日本赤十字社も後援しています。各大学院の学生のみならず、国際支援団体や赤十字関係者などIHLに関心のある40名が受講しました。

 IHLを専門とする大学教授等が講師を務める中、大阪赤十字病院 中出国際医療救援部長が「現場における国際人道法と医療職の実際-赤十字標章は医療職を守れるか-」をテーマに講義を行いました。8月末にカロンゴから帰国したばかりの中出部長から、戦地で治療にあたる医療職が標的となっている現状(health care in danger)が伝えられました。

(写真右:講義をする中出部長)

 中出部長の「フィールドにおいて、なぜ医療がターゲットになるのか」との問いかけに、ほとんどの受講者が戦地に赴いた経験がない中、想像力を膨らませて発言します。

 その後、「医療を守るために何をすべきか」をテーマにグループワークを行い、「IHLを守らないと罰則がある、というのではなく、守る利点を強調できないか」「医療機関への財政支援も有効だ」など活発な議論が展開されました。

(写真左:グループワークを行う受講者)

 講座を受講した日本赤十字社大阪府支部総務課の嘉成主事は

「この講座の内容はとても発展的で、IHLをより深く理解することができました。今後は、この講座で学んだ内容を生かして、目標とする国際救援活動で自分達が安全に活動できるように気をつけていきたいです。」と感想を述べました。

 国際人道法(IHL)は国際社会の一員である誰もが知っておく必要があり、その普及は赤十字関係者の責務です。日本赤十字社大阪府支部では、今後も広く普及を進めていきます。

 

※国際人道法とは・・・

 「武力紛争のもたらす不必要な犠牲や損害を防止すること」を目的に、敵対行為に参加しないすべての人を保護するための法律。武力紛争時に適用されるジュネーブ諸条約を中心とする条約、国際慣習法を総称した名称である。

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